対局者プロフィール
略歴
2001年生まれ、東京都出身。藤澤一就八段門下。17年、入段(プロ入り)。21年、一力遼天元(当時)を破って天元獲得。22年、天元防衛。囲碁AIを使いこなし「AIソムリエ」の異名を持つ。日本棋院東京本院所属。
関航太郎天元・意気込み
たいへんな挑戦者がやってきました。一力さんはどんな碁でも打たれるので、攻略しにくい相手。棋聖を防衛し本因坊も獲得され、2年前に戦った一力さんとは違うなと感じています。
強敵ですが、2年前よりこちらも序盤の理解は深まっていますし、終盤の精度も上がったと思います。自分の状態が良ければ、勝つチャンスはあります。
囲碁は精神面も大切ですが、やはり実力が一番重要。技術面を向上させないと結果を出すのはたいへんだなと思っています。
いま勉強のほとんどは、AI(人工知能)研究です。序盤の準備はもちろん必要ですが、序盤だけで碁は勝てるものではない。中盤以降は、以前より改善できていると感じています。
思いが強すぎるのはよくないとわかってはいますが、天元のタイトルは失いたくありません。天元戦一本に集中し、かなり前から五番勝負を意識して研究をしてきました。
天元戦は自分を成長させてくれる棋戦。この舞台で打つたびに、いつも新しい発見があります。
毎局全国各地に行くことができるのも楽しみ。今期も各地で大盤解説があると聞いています。見ている方が、わくわくするような碁を打ちたいですね。自分にしか打てない手を打ち、それで楽しんでもらえたら最高です。
強敵ですが、2年前よりこちらも序盤の理解は深まっていますし、終盤の精度も上がったと思います。自分の状態が良ければ、勝つチャンスはあります。
囲碁は精神面も大切ですが、やはり実力が一番重要。技術面を向上させないと結果を出すのはたいへんだなと思っています。
いま勉強のほとんどは、AI(人工知能)研究です。序盤の準備はもちろん必要ですが、序盤だけで碁は勝てるものではない。中盤以降は、以前より改善できていると感じています。
思いが強すぎるのはよくないとわかってはいますが、天元のタイトルは失いたくありません。天元戦一本に集中し、かなり前から五番勝負を意識して研究をしてきました。
天元戦は自分を成長させてくれる棋戦。この舞台で打つたびに、いつも新しい発見があります。
毎局全国各地に行くことができるのも楽しみ。今期も各地で大盤解説があると聞いています。見ている方が、わくわくするような碁を打ちたいですね。自分にしか打てない手を打ち、それで楽しんでもらえたら最高です。
略歴
1997年生まれ、宮城県出身。宋光復九段門下。2010年夏季入段(プロ入り)。16、17年、天元挑戦。20年、井山裕太天元(当時)を破って天元獲得。現在、棋聖、本因坊の二冠。河北新報記者でもある。日本棋院東京本院所属。
一力遼棋聖・意気込み
関さんは感覚が良く、大一番で力を発揮される棋士。2年前の天元戦五番勝負では、序盤から苦しい展開にさせられてしまいました。悔しい気持ちはいまも残っています。
関さんへのリベンジは、ずっと目標に掲げてきました。挑戦権を得たので、チャンスを生かしたい気持ちは強く、奪取という結果を残したいと思っています。
関さんがタイトルホルダーとなったことで、2年前と比べ、多くの棋譜が残るようになりました。こちらも、対策が立てられる環境になっています。しっかり準備をして、力を出し尽くします。
五番勝負の展開は、始まってみないとわからないので、何局か打ちながら分析していくことになります。関さんは戦いになると突っ込んでくるタイプですから、激しい展開も考えられます。序盤で遅れないようにして、中終盤で勝負したいところです。
2年前は、タイトル戦で負けたらどうしよう、と自分でプレッシャーをかけてしまっていた。そういう気負いを感じることは、以前に比べるとなくなっています。今回は天元と挑戦者の立場が逆なので、挑戦者として伸び伸びと戦いたいですね。
多くの囲碁ファンの方に五番勝負を楽しんでいただけるよう、精いっぱい打ちたいと思っています。
関さんへのリベンジは、ずっと目標に掲げてきました。挑戦権を得たので、チャンスを生かしたい気持ちは強く、奪取という結果を残したいと思っています。
関さんがタイトルホルダーとなったことで、2年前と比べ、多くの棋譜が残るようになりました。こちらも、対策が立てられる環境になっています。しっかり準備をして、力を出し尽くします。
五番勝負の展開は、始まってみないとわからないので、何局か打ちながら分析していくことになります。関さんは戦いになると突っ込んでくるタイプですから、激しい展開も考えられます。序盤で遅れないようにして、中終盤で勝負したいところです。
2年前は、タイトル戦で負けたらどうしよう、と自分でプレッシャーをかけてしまっていた。そういう気負いを感じることは、以前に比べるとなくなっています。今回は天元と挑戦者の立場が逆なので、挑戦者として伸び伸びと戦いたいですね。
多くの囲碁ファンの方に五番勝負を楽しんでいただけるよう、精いっぱい打ちたいと思っています。