美しいだけじゃない大竹美学
「手練手管」では王立誠九段が選ばれました。王九段の碁は「サバキとフリカワリがとても上手」なのだそう。話しているうちに、「臨機応変もぴったり」と盛り上がりました。いずれ「臨機応変」の回でダブル受賞があるかもしれません。
ところで、もうひと方「手練手管」と評される先生がいました。それは大竹英雄名誉碁聖です。とても意外でした。だって、大竹名誉碁聖といえば大竹美学。美しい碁と手練手管は結びつかないワードです。
しかし、つるりんは「相手に気持ちよく打たせているようで、実は優勢を築いているのは王九段と同じ」と言います。さらさら打っているけど微妙な石の方向で相手が不利になるように誘導している、大竹名誉碁聖にはそういう狡猾さがあるようです。
美しくも手練手管を持ち合わせる大竹英雄名誉碁聖
最初は美学と手練手管の組み合わせが今一つピンときませんでしたが、むしろそういうテクニックがあるから、美しい、無理のない碁で勝てるのかもしれませんね。
記・編集K