天使と聖母は八方美人なのか「つるりん式見る碁のすすめ~こぼれ話」


天使と聖母は八方美人なのか




 ここでは週刊碁連載中の「つるりん式見る碁のすすめ~四字熟語編」で書ききれなかったこぼれ話を紹介します。

 「八方美人」の回では万波佳奈四段が選ばれました。万波四段は3児の母で、長らく休場中でしたが6月28日に手合復帰を果たされました。復帰初戦を白星で飾り、今回まさかの「つるりん賞」を受賞し、早くも大活躍です!



※ 手合復帰した万波佳奈四段

 実はもうひと方、万波四段のライバルとして名前が挙がっていました。それは桑原陽子六段です。桑原六段も誰にでも優しくて、ネガティブな発言を聞いたことがありません。「あの優しさはすご過ぎる。人はあんなに優しくなれるものなのか」「裏があるようには思えない。聖母マリアのようだ」と盛り上がりました。文中、万波四段は「天使かもしれない」と言われていましたね。



※ 誰にでも優しい桑原陽子六段

 天使、聖母と言われるお二人ですが、一つ疑義が生じました。それは、「会話が記憶に残らない」です(これはりんの太鼓持ちと同じなので、急に「天使」「聖母」の部分に疑問符が付きました)。すごく素敵なことを言ってくれているはずなのに、なんでかその内容が後で全然思い出せないらしいのです。
 でも、でもですよ、むしろ「過ごした時間はたしかに幸せだったのに、思い出せない」っていう方が天上人っぽくないですか?得てして天との邂逅は夢か現か分からないもの。なんなら、「記憶に残らない」ことこそが、天使や聖母であることの証左とも言えるわけです。...となると、りんが主張するようにりんも天使ということになってしまいますね...。もはや、八方美人の定義がよく分からなくなってきました。

 ちなみに、お二人はこちらで指導をされています。

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記・編集K