鶴山淳志41歳、カメラマンへの道~ベストショット2022「つるりん式観る碁のすすめ~こぼれ話」


 ここでは週刊碁連載中の「つるりん式観る碁のすすめ~四字熟語編」で書ききれなかったこぼれ話を紹介します。(つる=鶴山淳志八段、りん=林漢傑八段

 読者の皆様からのリクエストスペシャル最終回、「大器晩成」ではなんと、我らがつるがりんの熱烈な後押しを得て選ばれました。何でも本因坊リーグから陥落しては復活する姿は不死鳥のようだと一部で讃えられているとか。不惑の年を迎えてからメキメキと本領を発揮しています。



NikonのZ5を構える鶴山淳志八段【撮影:編集P】

 さて、皆様はそんなつること鶴山八段が最近カメラ「NikonのZ5」を購入し、さらにその芸域を広げていることをご存じでしょうか。シャッターを切る場面は旅行で綺麗な景色を見た時や同行したタイトル戦で対局者の凛とした打ち姿を見た時などさまざま。時には自慢のカメラで撮った写真を提供することもあるとか...。ということで、本コラムではカメラマンとしてもデビューした?鶴山八段の「ベストショット2022」をご紹介しましょう!


【風景部門1、作品名:トロッコの車窓から】

 熊本の南阿蘇でトロッコ列車に乗った時の一枚。生まれ故郷で家族と共にトロッコに揺られているとどこかノスタルジックな気分になります。息子の後頭部にかつての自分を重ねました。


【風景部門2、作品名:悠久のアルプス】

 9月の上高地。ただひたすらに雄大な景色を眺めていると自分がちっぽけな存在に思えてきます。あまりの美しさに思わずシャッターを切りました。


【人物部門1、作品名:麦わら帽子と虎】

 芝野虎丸名人とテレビの企画で一緒に秩父へ行った時の一枚。麦わら帽子があまりにも似合っていたので撮らせていただきました。ヤンキー座りの虎丸名人。我ながら貴重な一枚だと思います(笑)。


【人物部門2、作品名:笑わせないで】

 つるりんチャンネルにご出演いただいた時に撮った一枚です。この日のために中庸戦の優勝賞金で新しいレンズを買い、万全の状態で臨みました(笑)。つる&りん(主にりん)のスベリハラスメント(通称スベハラ)にクスッと笑ってくれる安田明夏初段の可愛さ、優しさに癒されます。


記・編集K