ここでは週刊碁連載中の「つるりん式観る碁のすすめ～四字熟語編」で書ききれなかったこぼれ話を紹介します。（つる＝鶴山淳志八段、りん＝林漢傑八段）

　今年も残すところわずかとなりました。一年を締めくくる恒例行事（？）といえば・・・・そう、つるりん大賞です！！！

　つる＆りんが今年もっとも観る碁に貢献したと思う棋士を勝手に選んで、なかば強引に表彰しに行く本企画。今年選ばれたのは芝野虎丸名人と上野愛咲美女流立葵杯でした！！
　つるが「やっぱり観る碁的に最高に盛り上がるのは日本が国際戦で勝つこと。SENKOCUP優勝と女子国際勝ち抜き団体戦（湖盤杯）で3連勝の偉業を成し遂げた」と上野女流立葵杯を推薦すると、りんが「今年の3大タイトル戦はどの棋戦も素晴らしい内容で観る碁を大いに盛り上げた。だから、三大タイトル戦で戦った一力遼棋聖、芝野虎丸名人、本因坊文裕の中から選ぶべき」と主張し、両者とも譲らなかったのでW受賞となりました。（なお、トップ3の中でなぜ芝野名人が選出されたのかは週刊碁紙面をご覧ください）

　受賞にかこつけて、つる＆りんは芝野名人と上野女流立葵杯にお絵かきのリクエストをしたそうです。芝野名人がハンマーを、上野女流立葵杯が虎を描いたこのプレミアムな色紙は、後日つるりんチャンネルで視聴者プレゼントするとかしないとか、この色紙の絵をプリントしたTシャツを作るとか作らないとか・・・。現在、つる＆りんで色々と考え中だそうですので、読者の皆さま、今後しばらくはつるりんの動向に目を光らせておいてください（笑）。

芝野名人受賞インタビュー（インタビュアー・つる＆りん）

• ―　つるりん大賞受賞おめでとうございます！！
• ●　ありがとうございます（笑）。
• ―　受賞の一報を聞いてどう思いましたか？
• ●　自分みたいな人が受賞するとは思わなかったのでびっくりしましたし、嬉しかったです。
• ―　本当に思ってます？
• ●　受賞するとは思わなったので本当にびっくりしました。嬉しかったかは・・うーん・・まあ、嬉しかったですよ（笑）。
• ―　この喜びを誰に伝えますか？
• ●　自分に大事にとっておこうかなと（笑）。
• ―　普段、観る碁は意識されていますか？
• ●　まったく意識していません。勝ちに行くのに必死なので。
• ―　夏のキャンプ（注・つる＆りんと芝野名人はテレビの企画で一緒にキャンプに行きました）、あれは今となってはいい思い出ですか？
• ●　最初から最後までいい思い出ですよ（笑）。
• ―　では来年の抱負をお願いします。
• ●　来年もつるりん大賞の連覇を目指して頑張りたいと思います（笑）。

上野女流立葵杯受賞インタビュー（インタビュアー・つる＆りん）

• ―　つるりん大賞受賞おめでとうございます！！
• ●　ありがとうございます（笑）。
• ―　今のお気持ちは？
• ●　驚きが隠せなくて、本当に自分でいいのかなという気持ちです。
• ―　この賞のことは知っていましたか？
• ●　はい。昨年星合さんが受賞していて、羨ましいなと思っていました（笑）。
• ―　この喜びは誰に伝えたいですか？
• ●　先ほど伝えていただいたので、親には報告済みで、すごい喜んでいました。「ほんとにいいのー？ほんとにいいのー？」って言って（笑）。
• ―　ステキなご家族ですね。今年一年、振り返ってどんな年でしたか？
• ●　自分としては頑張れた方かなって思います。
• ―　来年の抱負をお願いします。
• ●　来年はつるりん大賞を連覇できるように頑張ります（笑）。

　芝野名人、上野女流立葵杯、年の瀬のお忙しい時期に茶番劇にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。来年ますますのご活躍、チームつるりん一同、心より応援しております。