ノリノリでお菓子作り♪~徐文燕二段の素顔「つるりん式観る碁のすすめ~こぼれ話」


 ここでは週刊碁連載中の「つるりん式観る碁のすすめ~四字熟語編」で書ききれなかったこぼれ話を紹介します。(つる=鶴山淳志八段、りん=林漢傑八段

 今回は笑顔がとってもチャーミングな18歳の徐文燕二段をご紹介しました。つる&りんによれば、徐二段はザ・透明感。爽やかな笑顔は夏場のオアシスだそうです。編集Kは思いました。そんなオアシスな徐二段はどんな方なんだろうと。ところが、あまりにも世代が違うためでしょうか、つる&りんにはあまり有力な情報はありません・・・。
 そこで本コラムではご本人に直撃し、好きな音楽や趣味などを根掘り葉掘り伺ってきました。知れば知るほどチャーミングな徐二段の素顔。その一部を収めた本コラムがギラつく太陽と湿度の高さにげんなりしている皆さまへのちょっとしたプレゼントになりますことを願っています。




【徐文燕二段=徐、編集K=K】
(待ち合わせ場所に現れる徐二段)


  • 徐「こんにちは~。よろしくお願いします」
  • K 「あっ、よろしくお願いします。・・・今日も素敵ですね~。えっ、身長って聞いてもいいですか?」
  • 徐「172センチもあるんです・・・。」
  • K 「あれ?背高いのがあんまり嬉しくないんですか?」
  • 徐「もう少し低い方が良かったかなって(笑)」
  • K 「そんなぁ、スタイルがよくて素敵ですよ(笑)」
  • 徐「ありがとうございます(笑)」
  • K 「今日はお写真を撮らせていただきつつ、色々お話を伺っていきたいと思います」
  • 徐「はい。分かりました!」
  • K 「まずは線路沿いの遊歩道に行きましょう!」



  • K「本当に帽子がよくお似合いですね」
  • 徐「あ、ありがとうございます。でも私は帽子一個も持ってなくて、これお母さんのなんです(笑)」
  • K 「えっ、そうなんですか?てっきり文燕さんのだと思っていました。ところで、お母様は金艶四段ですよね。囲碁はお母様から教わったんですか?」
  • 徐「はい。小1の時に母から教わりました」
  • K 「お父様も囲碁関係の方だったりするんですか?」
  • 徐「いえ、父は母と同じ上海出身で、日本で通訳の仕事をしていました。けっこう年なので今はもう退職してるんですけど」
  • K 「ご両親は同郷でらっしゃるんですね。文燕さんは日本生まれ、日本育ちですよね?中国語はお話しになるんですか?」
  • 徐「両親は上海語で会話してるので、私も少しは分かります。でも、北京語は日本で少し習ったけどほとんど話せないです」
  • K 「中国語の中に上海語と北京語があるんですか?方言とは違うものですか?」
  • 徐「あ、発音が全然違います。」
  • K 「そうなんですね。ところで暑いですよね。何か飲みましょう。好きな飲み物はなんですか?」
  • 徐「アップルジュースです!」



  • K「音楽とかはよく聞きますか?」
  • 徐「すごい聞いてます。いつもかけっぱなしなくらい」
  • K 「BGMですね(笑)。歌ったりとかは?」
  • 徐「あ、してます。詰碁を解いている時とか、ネット対局してる時にも歌っちゃう時があります」
  • K 「どんな曲を聞かれるんですか?」
  • 徐「むずかしい~。なんでも聞いているから・・・。・・・今ハマってるのはブルーノ・マーズとか。ご存知ですか?」
  • K 「分かりません。どんな方ですか?(徐二段のスマホを見せてもらって)うわ、かっこいい感じの方ですね。洋楽?」
  • 徐「はい。ノリノリの曲が多くて好きなんです。それに前に日本の曲をネット対局中に歌ってて、テンション上がりすぎてクリックミスしちゃったことがあったんです。でもこれは洋楽だから歌えないし大丈夫(笑)」
  • K 「ちょっと分かります(笑)。ところで、話は変わりますが、趣味は何ですか?」
  • 徐「お菓子作りです」
  • K 「なんと!作ったお菓子のお写真とかってありますか?」
  • 徐「はい。あります。見ますか?」


モンブラン

いちごのタルト

フルーツタルト4種

胡桃パン(パンも作ります!とのこと)
  • K「きゃー!何ですか、このクオリティ!!お店レベルじゃないですか!!!え、これ誰が食べれるんですか?」
  • 徐「家族で全部食べます。」
  • K 「この量のモンブランを?」
  • 徐「なので、二日にわたって(笑)」
  • K 「羨ましい・・・。どのくらいの頻度で作られるんですか?」
  • 徐「今は囲碁が楽しくて暇があったら囲碁をしているので、そんなにしょっちゅうじゃないですけど、一番多い時で三日に1回作っていたことがありました」
  • K 「三日に1回って言ったら・・・、二日にわたって食べたらまたすぐ次のケーキを食べれるってことですね!!すごい!!お菓子作りはどうして好きになったんですか?」
  • 徐「お父さんが、DIY(日曜大工)が好きで、私も工作が好きで、お菓子作りをするようになりました」
  • K 「・・・・・」
  • 徐「あれっ?これ、話つながってますよね?つながってないですか?」
  • K 「いや、えーと。つまり、お父さんも文燕さんも何かを作るのが好きだと、そういうことですね」
  • 徐「はい、そうです(笑)」
  • K 「先ほど、勉強中にも音楽をかけてるとおっしゃっていましたが、お菓子作りの時も?」
  • 徐「はい。ノリノリで作ってます(笑)」
  • K 「素敵ですね。眩しいです。文燕さんはこのあとご用事は?」
  • 徐「午後から今研に行きます」
  • K 「頑張ってください。私はお昼を食べてから帰ろうかな。市ヶ谷駅周辺で、文燕さんおすすめのランチスポットはありますか?」
  • 徐「(上野)梨紗(二段)ちゃんと100回くらい行ってるハンバーグ屋さんがあって、名前はなんかおしゃれな感じの・・・あ、これです」
  • K 「素敵ですね。今日はここで食べてきます!」
  • 徐「美味しいですよ」
  • K 「今日は本当にありがとうございました。ケーキ、食べたいです。もし文燕さんが主催でアフタヌーンティーの会を開かれることがあったらぜひ呼んでください(笑)」
  • 徐「分かりました(笑)」



記・編集K