石井邦生九段が2月1日に大阪市の日本棋院関西総本部で行われた第6回マスターズカップ予選で山城宏九段と対戦し白番3目半勝ちをおさめました。
これで石井九段は日本棋院史上18人目の公式戦通算通算1000勝(603敗1持碁)達成となりました。
・74歳3ヶ月での達成となり史上最年長での達成
(これまでの最年長記録は工藤紀夫九段の71歳2ヶ月、最年少記録は二十五世本因坊治勲の43歳1ヶ月)
・入段から59年10ヶ月での達成となり史上最長期間
(これまでのの最長記録は工藤紀夫九段の56年6ヶ月、最短記録は依田紀基九段の31年3ヶ月)
・達成時勝率 .624となり史上16位
(1000勝達成時勝率1位は小林光一名誉棋聖の.680)
となりました。
石井邦生九段は昭和16(1941)年10月20日生まれ。74歳。
福岡県出身。28年細川千仭九段に入門。
昭和31年入段、53年九段。日本棋院関西総本部所属。
石井衛九段は実兄。門下に井山裕太棋聖、兆乾二段。
昭和44年、第1回新鋭トーナメント準優勝
平成7年、第8回世界選手権富士通杯本戦出場
平成13年、第14回世界選手権富士通杯本戦出場
平成25年、第3回マスターズカップ準優勝
棋聖戦最高棋士決定戦出場4回
名人戦リーグ入り2回
本因坊戦リーグ入り2回
昭和52年、第2回松原賞
昭和55年、第5回松原賞
平成5年、テレビ囲碁番組制作者会賞
平成21年、第27回ジャーナリストクラブ賞受賞
平成23年、大倉喜七郎賞受賞
・初勝利
昭和31年4月4日
大手合 岡谷三男三段に黒番中押し勝ち