韓国主催の国際棋戦「第26回LG杯朝鮮日報棋王戦」本戦1・2回戦が2021年5月30日(日)から6月2日(水)に行われ、
日本の一力遼九段が2回戦(16強戦)で中華台北の新鋭、陳祈睿七段と対戦し146手までで白番中押し勝ちをおさめ、ベスト8に進出した。注目の準々決勝は11月7,8日に行われる。
一力は1回戦シードで、この対局が初戦。許家元九段と伊田篤史八段は1回戦で姿を消しており、
一力が日本勢最後のひとりだったが力強い打ち回しで快勝、ベスト8進出を決めた。これで一力は直近の国際戦3棋戦連続でベスト8と好調を維持している。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」ではLG杯の模様を全局棋譜ライブ中継いたします。
終局後のコメント
- 一力遼九段
- 「いつも以上にプレッシャーはあった。出場しているからには優勝は意識している。ひとつ勝ててホッとしている。ネット対局は移動の負担が少なく良いかもしれない」
第26回LG杯朝鮮日報棋王戦 16強戦 終局図
黒:陳祈睿七段(中華台北) 白:一力遼九段
準々決勝組み合わせ
11月7日(日)、8日(月)対局者1 | 対局者2 | |||
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一力遼九段 | 日本 | - | 申眞諝九段 | 韓国 |
申旻埈九段 | 韓国 | - | 楊鼎新九段 | 中国 |
朴廷桓九段 | 韓国 | - | 柯潔九段 | 中国 |
卞相壹九段 | 韓国 | - | 芈昱廷九段 | 中国 |
棋戦概要
- 棋戦名
- 第26回LG杯朝鮮日報棋王戦
- 主催
- 朝鮮日報
- 主管
- 韓国棋院
- 協賛
- LG
- 優勝賞金
- 3億ウォン
対局概要
- 対局日時
- 5月30日(日)・31日(月)1回戦
6月1日(火)・2日(水)2回戦
すべて10時対局開始 - 対局場所
- 日本棋院東京本院6階においてインターネット対局
- 対局方式
- 24名によるトーナメント戦(準決勝までトーナメント、決勝は3番勝負)
コミ6目半、持ち時間各3時間、40秒の秒読み5回
出場棋士
- 前期シード
- 申旻埈九段(第25回優勝・韓国)、柯潔九段(第25回準優勝・中国)
- 日本
- 韓国
- 申眞諝九段、朴廷桓九段、卞相壹九段、金志錫九段、李東勲九段、姜東潤九段
李昌錫七段、金明訓八段、洪性志九段、朴ジンソル九段、許映皓九段、元晟ジン九段 - 中国
- 楊鼎新九段、謝科九段、芈昱廷九段、謝爾豪九段、陶欣然八段、檀嘯九段
- 中華台北
- 陳祈睿七段