高尾紳路名人に井山裕太六冠が挑戦する第42期名人戦挑戦手合七番勝負(主催:朝日新聞社)の第3局が9月21、22日(木、金)に香川県高松市「喜代美山荘 花樹海」で行われた。
結果は241手まで黒番の井山が中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を2勝1敗とした。終局は17時41分、持時間8時間のうち残り時間は黒番の井山が10分、白番の高尾が45分だった。
第4局は10月2、3日(月、火)に石川県小松市「旅亭懐石のとや」で行われる。
対局の詳細については朝日新聞の報道と観戦記、週刊碁と月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
終局後の両対局者のコメント
井山挑戦者「下辺のコウに勝って抜いたところ(黒215)で勝てそうに思った。
(星1つリードしたが)まだまだ先は長い。内容的には、マズイ手はあるものの精一杯打てているので、次も続けていきたい」
高尾名人高尾名人「そんなに後悔する手はなかったが、ここに打った手(白146)がひどかった。 (ビハインドだが)この碁も含めて精一杯打てているので、あまり気にせず自分の碁を打っていきたい」
第42期名人戦七番勝負第3局総譜
黒:井山裕太挑戦者 白:高尾紳路名人
(幽玄の間解説:溝上知親九段)
現地陣営
特設サイト、関連リンク
朝日新聞デジタルでは「囲碁名人戦七番勝負タイムライン」で対局の様子を報道しています。日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
また、ニコニコ生放送でも生中継いたします。
第42期名人戦挑戦手合七番勝負特設ページはこちら
ネット対局「幽玄の間」では封じ手予想クイズを実施します。 たくさんのご応募お待ちしております!