第43期名人戦リーグ出場者出揃う――芝野、名人戦史上最年少記録更新


 第43期名人戦最終予選決勝(主催:朝日新聞社)が11月2日に行われた。結果は 羽根直樹九段余正麒七段芝野虎丸七段が勝利をおさめリーグ入りを決めた。
 これでリーグ出場者が出揃い、井山裕太名人への挑戦権を争う第43期名人戦挑戦者決定リーグ戦は前名人の高尾紳路九段、リーグ残留の山下敬吾九段村川大介八段張栩九段河野臨九段黄翊祖八段に予選を勝ち上がった羽根、余、芝野の9名でこの12月から2018年8月まで総当りリーグ戦で行われる。

 芝野虎丸七段は17歳11ヵ月でのリーグ入りとなり名人戦史上最年少リーグ入り。
 これまでの記録は第33期の井山裕太七段(当時)で18歳5ヵ月だった。

第43期名人戦リーグ出場者――第42期 井山裕太名人(11期連続11回目、名人6期)

棋士名出場回数名人
高尾紳路九段 13期連続13回目 名人2期
山下敬吾九段 8期連続14回目 名人2期
村川大介八段 6期連続6回目
張栩九段 16期連続16回目 名人4期
河野臨九段 7期連続7回目
黄翊祖八段 5期連続8回目
羽根直樹九段 8期連続10回目
余正麒七段 2期連続2回目
芝野虎丸七段 初出場