本因坊文裕(井山裕太九段)に山下敬吾九段が挑戦する第73期本因坊戦挑戦手合七番勝負【主催: 毎日新聞社】が5月15日(火)に山口県萩市の「明倫学舎」で開幕した。
握りの結果、山下の先番と決まり、9時より対局が始まった。持ち時間は各8時間。1日目は、本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり、16日に2日目が打ち継がれる。
また、14日には前夜祭が開かれ、両対局者が意気込みを語った。
両対局者コメント
山下九段「今の囲碁界では井山さんの一強がしばらく続いているが、このまま一強が続くのは囲碁界のためにも井山さんのためにもいいとは思わないので、全力を尽くして井山さんを何とかひきずり下ろしたい、そのきっかけがこの山口の地でなれたらいいなと思う。
応援してくださる囲碁ファンの皆様に楽しんでいただけるような素晴らしい内容の対局をお見せできるように精一杯頑張りたい」
本因坊文裕「最近の自分の状態としてはいい戦いができているとはいえないが、自分のなかの感覚では徐々にいい方向に向かっているので、結果を恐れず、自分の納得の行く戦いを、皆様に喜んでいただけるような内容の碁をお見せできるように頑張りたい」
第73期本因坊戦第1局17手目まで
黒:山下敬吾九段 白:本因坊文裕
現地陣営
本因坊戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
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