日本、中国、韓国、中華台北、オランダ、タイのシニア選手16名で争う「第4回 1004島 新安ワールド囲碁チャンピオンシップ」が6月22日(木)~6月23日(金)に行われた。日本からは武宮正樹九段、依田紀基九段、中華台北代表として王立誠九段の3名が大会に参加しており、22日の1回戦、2回戦で武宮正樹九段、依田紀基九段が勝ちを収め準決勝へと進出した。続く23日の準決勝では依田紀基九段が決勝進出を決め、決勝戦では中国の兪斌九段と対戦し、兪が中押し勝ちで優勝を決めた。
本大会はインターネット対局ではなく、韓国の全羅南道新安郡にて行われた。
対局結果は以下の通り。
1回戦(左側勝ち、△は先番)
△崔明勲九段(韓国) |
中押し |
王立誠九段(中華台北) |
△李相勲九段(韓国) |
中押し |
ラチャユット・プワッテチャコン(タイ) |
依田紀基九段(日本) |
4目半 |
△徐能旭九段(韓国) |
△李昌鎬九段(韓国) |
中押し |
羅洗河九段(中国) |
兪斌九段(中国) |
中押し |
△徐奉洙九段(韓国) |
江鳴久七段(アメリカ) |
中押し |
△デビッド・フー(オーストラリア) |
△武宮正樹九段(日本) |
7目半 |
劉昌赫九段(韓国) |
△曹薫鉉九段(韓国) |
中押し |
ロブ・バンザイスト(オランダ) |
2回戦(左側勝ち、△は先番)
崔明勲九段(韓国) |
12目半 |
△李相勲九段(韓国) |
依田紀基九段(日本) |
中押し |
△李昌鎬九段(韓国) |
△兪斌九段(中国) |
中押し |
江鳴久七段(アメリカ) |
△武宮正樹九段(日本) |
中押し |
曹薫鉉九段(韓国) |
準決勝戦(左側勝ち、△は先番)
依田紀基九段(日本) |
16目半 |
△崔明勲九段(韓国) |
△兪斌九段(中国) |
時間切れ |
武宮正樹九段(日本) |
決勝戦(左側勝ち、△は先番)
棋戦概要
- 棋戦名
- 第4回「1004島新安ワールド囲碁チャンピオンシップ」
- 主催
- 主管:韓国棋院
- 協賛
- 全羅南道、新安郡
- 協力
- 日本棋院、中国囲棋協会、台湾棋院、欧州囲碁連盟、北米囲碁連盟、オーストラリア囲碁協会、タイ囲碁協会、新安郡囲碁協会
対局概要
- 対局日時
- 6月22日(木) 1回戦10時(日本時間)、2回戦14時30分(日本時間)
6月23日(金) 準決勝10時(日本時間)、決勝14時30分(日本時間)
- 対局場所
- 韓国 全羅南道新安郡
- 対局方式
- コミ6目半、持ち時間各30分、秒読み60秒3回
- 優勝賞金
- 3,000万ウォン
出場棋士
- 日本
- 韓国
- 曹薫鉉九段、劉昌赫九段、李昌鎬九段(以上シード)、徐奉洙九段、崔明勲九段、徐能旭九段、李相勲九段
- 中国
- 兪斌九段、羅洗河九段
- 中華台北
- ヨーロッパ
- ロブ・バンザイスト(オランダ)
- アメリカ
- 江鳴久七段
- オセアニア
- デビッド・フー(オーストラリア)
- アジア
- ラチャユット・プワッテチャコン(タイ)
この対局の模様は、インターネット対局「幽玄の間」にて配信しました。