井山裕太棋聖への挑戦者を決める第41期棋聖戦【主催:読売新聞社】の挑戦者決定変則三番勝負第1局が11月10日(木)10時に日本棋院東京本院で行われた。
結果は、Aリーグを1位通過した張栩九段が河野臨九段に241手まで黒番半目勝ちをおさめ、井山棋聖への挑戦者決定を第2局に持ち越した。終局時刻は21時26分。持ち時間各5時間のうち、残り時間は黒番の張は4分、白番の河野は1分だった。
※変則三番勝負はSリーグ優勝者の河野に1勝のアドバンテージがある。
張栩九段のコメント
「難しい碁だった。途中まで思い通りだったが、中盤で見落としのミスがあった。正しく打たれたら半目負けと思っていた。運が良かった。(2局目は、)ここまでこれたので平常心で自分の力を出し切りたい。」