開催年の4月1日現在31歳以上60歳以下で7大棋戦、竜星戦、阿含桐山杯およびSGW杯中庸戦の優勝経験が無い棋士による棋戦、第3回SGW杯中庸戦(協賛:株式会社セントグランデW)本戦が、10月31日(土)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で開幕した。
本戦は16名によるスイス方式4回戦(1日2対局、2日間)で順位を決定する。対局はテレビ棋戦方式の早碁。
2日目の11月1日(日)10時より3回戦が行われ、金秀俊九段が237手までで黒番中押し勝ち、金澤秀男八段が256手までで白番中押し勝ちしそれぞれ優勝決定戦に進んだ。
優勝決定戦は14時より日本棋院東京本院特別対局室「幽玄」で行われ、金澤が227手までで黒番中押し勝ちをおさめ優勝を勝ち取った。
この対局の模様は幽玄の間で全局手順ライブ中継いたしました。
また2日目の模様は日本棋院囲碁チャンネルにて映像ライブ配信いたしました。
終局後のコメント
- ●金澤秀男八段
- 「信じられない。強い相手ばかりで一生懸命打つしかないと思っていた。左上で相手の見損じのためか有利になり、後は本当に懸命に打つだけだった」
- ○金秀俊九段
- 「左上でうっかりしていた。きんちゃん(金澤八段)は昔からの知り合いで今回のSGW杯の選手で最近一番碁が強くなっている。AIとも多く打っていて碁の内容も良かった」
11月1日(日)4回戦結果(左勝者 △黒番)
△ | 金澤秀男八段 | 中押し | 金秀俊九段(優勝決定戦) | |
秋山次郎九段 | 中押し | △ | 鶴山淳志八段 | |
張豊猷八段 | 1目半 | △ | 大場惇也七段 | |
溝上知親九段 | 10目半 | △ | 望月研一八段 | |
大橋拓文六段 | 中押し | △ | 小県真樹九段 | |
△ | 中根直行九段 | 4目半 | 黒瀧正憲八段 | |
山本賢太郎五段 | 4目半 | △ | 大矢浩一九段 | |
奥田あや四段 | 中押し | △ | 大森泰志九段 |