井山裕太名人に高尾紳路九段が挑戦する第41期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】が8月30日、31日に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。
結果は217手まで黒番の高尾が中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。 終局は19時29分、持時間8時間のうち残り時間は黒番の高尾が1分、白番の井山が1分だった。
第2局は9月14日(水)、15日(木)に愛知県田原市「和味の宿 角上楼」で行われる。
両対局者のコメント
高尾挑戦者「一日目の段階では難しいと思っていた。
二日目左辺をシノいだあたりはいけると感じたが右辺の黒がこんなに眼がないとは思っておらずダメにしたかとも思ったがシノぐことができた。
一戦目勝ってホッとしたが七番勝負はまだ長いので次局以降もがんばりたい」
井山名人「一日目は後悔する手があり、悪いと思っていた。
ずっと悲観していたが右辺シノがれてはっきりダメにしたかと思った。
最後はチャンスがきていたような気がするが読みが甘かった。
まずい碁だったので次はもっと良い碁を打ちたい」
前夜祭や、対局室、検討室などの模様を画像ギャラリーで掲載しています。
第41期名人戦挑戦手合七番勝負第1局
黒:高尾紳路九段 白:井山裕太名人
(幽玄の間解説:金秀俊八段)
名人戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
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