井山裕太棋聖への挑戦者を決める第41期棋聖戦【主催:読売新聞社】の挑戦者決定変則三番勝負第2局が11月14日(月)10時に日本棋院東京本院で行われた。
結果は、Sリーグを1位で通過した河野臨九段が張栩九段に266手まで白番1目半勝ちをおさめ、井山棋聖への挑戦権を獲得した。河野は棋聖戦挑戦手合初出場。終局時刻は22時25分。持ち時間各5時間のうち、残り時間は黒番の張は2分、白番の河野は1分だった。
※変則三番勝負はSリーグ優勝者の河野に1勝のアドバンテージがある。
井山裕太棋聖との七番勝負は2017年1月に開幕する。
両対局者のコメント
河野臨九段:「最後の最後、1目、2目のところで勝利を確信した。いい勝負だと思っていたが自信はなかった。(井山さんとの碁は、)楽しみ。いい碁を見せられるよう、しっかりと準備したい。」
張栩九段:「チャンスが無かった。途中行けるかと思ったが勝ちが見つからなかった。(ここまでこれたが、)結果的には残念。」