張栩名人への挑戦権を争う第44期名人戦挑戦者決定プレーオフ【主催:朝日新聞社】が、8月8日に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で、芝野虎丸七段と河野臨九段によって行われた。
結果は、芝野が208手まで黒番半目勝ちを収めて、挑戦者に名乗り出た。
芝野は名人戦挑戦手合初登場。第1局開始時点で19歳9か月となり、名人戦で2番目の年少記録となる(1位は第33期井山裕太八段の19歳3か月)。入段から4年11か月での挑戦となり、七大タイトル挑戦最短記録(今までの記録は第24期本因坊戦、加藤正夫五段の5年0か月)。芝野は規定により9日付で八段に昇段する。入段から4年11か月での八段昇段となり、最短記録となる(今までの記録は伊田篤史八段の5年0か月)。
名人戦七番勝負は8月27日(火)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。