羽根直樹碁聖に一力遼八段が挑戦する第45期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)挑戦手合五番勝負第2局が8月3日(月)愛知県名古屋市「日本棋院中部総本部」で打たれ、一力が181手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2連勝、タイトル奪取にあと1勝とした。
終局は18時39分。持ち時間4時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。第3局は8月14日(金)に東京都千代田区「日本棋院本院」で行われる。
この対局の模様は「日本棋院囲碁チャンネル」、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。
また後日「主催各新聞」「週刊碁」「月刊碁ワールド」にて解説を掲載いたします。
終局後のコメント
- ●一力遼八段
- 「序盤から割と険しい変化になって最初の辺りはやれるかと思ったが進んでみるとそんなに自信のない形勢かなと思った。中央も打ち方が分からなかったが右辺がこんなに大きく生きられては悪い。(その辺りでは)ちょっとコミを出すのは大変かなと思っていた。
(勝ちを意識したのは?)ハネて(黒159)何かしらの手にはなっている気がしたが実戦(上辺を)渡ることができて少し得をしたかと思った。正しく打たれていたらまだその辺りはダメだったかもしれない。
(第3局に向けて)今日の碁は結構ミスも多かった。反省点も多いのでもっといい内容の碁を打てるように頑張りたい」 - ◯羽根直樹碁聖
- 「最後一線のハネ(黒159)をまったく見ていなかったので読んでなかった時点でダメだった。(その前の形勢について)難しい形勢だが少しいいのではないかと思って打ったが最後読めていなかった。終始難しかった。(第3局に向けて)とりあえずは精一杯やるだけ。一局を通してしっかり打ち切りたい」
この対局の模様は「日本棋院囲碁チャンネル」、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。
また後日「週刊碁」「月刊碁ワールド」にて詳細な解説を掲載いたします。
第45期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局 終局図
黒:一力遼八段 白:羽根直樹碁聖