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囲碁界最高位の棋戦「棋聖戦」九連覇を目指す井山裕太棋聖に河野臨九段が挑戦する
第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】第5局が
3月4日(木)、5日(金)に新潟県南魚沼市「ryugon」で打たれ、
井山が152手までで白番中押し勝ちしシリーズ成績4勝1敗でタイトル防衛。小林光一名誉棋聖の棋聖八連覇を抜き九連覇となり、
同時に七大タイトルの通算獲得数が50となった。終局時刻は16時37分、残り時間は井山が1時間50分、河野が8分だった。
対局については「読売新聞オンライン」、
株式会社囲碁将棋チャンネル運営の「囲碁プレミアム」、
日本棋院ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
また詳細・解説については「読売新聞」の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、
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第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第5局 終局図
黒:河野臨九段 白:井山裕太棋聖
終局後のコメント
- 井山裕太棋聖
- 「(棋聖九連覇について)励みになる記録です。最近良い内容の戦いができているとは言えなかった中でも結果を残せたのは意味のある事と思います。(封じ手まで)左辺に打ちこんで良くなるまでは大変かなと思いながらも他に良い手が浮かばなかったのでやってみたという感じで、進んでみても思ったが自信が無かった。(白76が印象的でしたが)非勢を意識して、やらないと勝負にならないと思ってやったが無理気味な手だった。中央から上辺の辺りを囲う展開になった時は感触としては少し好転したと思ってました。勝ちを意識したのはだいぶ形が決まってからです」
- 河野臨九段
- 「(本局について)下辺から中央にかけての囲い方の判断が難しくてわからなかった。(白76とツケられた場面について)ケイマしたらツケかなと思ってました。着地点が難しいが勝負になるように見えたのでケイマしました。フリカワリになるようでは中央の損が大きすぎて(下辺の折衝が終わった時点では)ダメでした。(シリーズを振り返って)どの碁も見分けがつきにくい場面が多くて、形勢判断の精度に遅れがあった」
陣容
タイトルホルダー | 井山裕太棋聖(名人・本因坊) |
挑戦者 | 河野臨九段 |
立会人 | 片岡聡九段 |
新聞解説 | 村川大介九段 |
記録 | 伊藤優詩五段、青木裕孝二段 |
大盤解説会 | 中止 |
幽玄の間解説 | 高尾紳路九段 |
- ※ この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」にて手順ライブ中継を実施しております。
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