井山が初戦を白星で飾る【第46期名人戦挑戦手合七番勝負第1局】




    井山裕太名人
    VS
    一力遼二冠

     連覇を目指す井山裕太名人一力遼二冠(天元・碁聖)が挑戦する第46期名人戦挑戦手合七番勝負第1局(主催:朝日報聞社・日本棋院・関西棋院)が8月26日(木)・27日(金)に東京都文京区 「ホテル椿山荘東京」で打たれ、井山裕太名人が212手で白番中押し勝ちをおさめ初戦を白星で飾った。終局時刻は19時24分、消費時間は井山が7時間54分、一力が7時間59分。
     第2局は9月8日(水)・9日(木)に福島県郡山市 「四季彩一力」で行われる。

    第46期名人戦挑戦手合七番勝負第1局終局図

    黒:一力遼天元 白:井山裕太名人

    (幽玄の間解説:孫喆七段
     対局の模様については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
     また詳細・解説については、朝日新聞の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


    終局後のコメント

    井山裕太名人
    「1日目は形勢はともかくとしてワカレとしては仕方がないと思っていました。白144と出切っていった時点で実戦のような手は見えたので、もちろんフリカワリにはなりますが地合いでいけるのかなと。勝負は始まったばかりなので次、自分なりに精一杯打てればなと思います。」
    一力遼二冠
    「1日目は不本意な展開でした。白76とコスまれてなかなか攻めが効かない格好だったので、地合いがかなり大変で相当良くなかったと思います。右上の味を生かして左辺の白に襲い掛かるか、相当な寄り付きじゃないと厳しいですが、正しく打たれたら駄目なんだろうなと。すぐ2日後に碁聖戦があるのでそちらに向けてがんばります。」
    井山が初戦を快勝
    一力は1日目の仕掛けが勇み足だったか
    検討室
    癒し系コンビによる解説
    初日は一力、2日目は井山が注文したパスタ ~魚介のキターラ トマトソース~
    地下道は滝越しに中庭が見える涼スポット
    夜のホテル椿山荘東京 バンケット棟

    第1局1日目



    第1局2日目




    第1局陣容

    タイトルホルダー 井山裕太名人(棋聖・名人・本因坊)
    挑戦者 一力遼二冠(天元・碁聖)
    立会人 張栩九段
    新聞解説 芝野虎丸王座
    記録 青木裕孝二段辻華初段
    大盤解説 中止(解説:三村智保九段、聞き手:万波佳奈四段
    幽玄の間解説 孫喆七段
    日本棋院囲碁チャンネル 孫喆七段、他


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