芝野虎丸名人への挑戦権を争う、第48期名人戦(主催:朝日新聞社/日本棋院/関西棋院)の挑戦者決定リーグ戦最終一斉対局が7月24日に日本棋院東京本院と日本棋院関西総本部、日本棋院中部総本部で行われた。
6勝1敗でトップ争いをしていた井山裕太王座が許家元九段を白番中押しで降し、同じく6勝1敗で並んでいた一力遼棋聖が余正麒八段を白番中押しで降したため、挑戦は井山対一力のプレーオフで決することになった。
挑戦者決定プレーオフは7月30日(日)に日本棋院東京本院で行われる。
また、残る2局、山下敬吾九段対富士田明彦七段戦は山下が、志田達哉八段対張栩九段戦は志田が勝った。この結果、余が5勝3敗、山下が4勝4敗、許が4勝4敗で残留し、志田、張、富士田、最終節に対局がなかった佐田篤史七段がリーグ陥落となった。