第65期王座戦挑戦手合五番勝負(主催・日本経済新聞社)の第1局が10月20日(金)に神奈川県横浜市の「横浜ロイヤルパークホテル」で開幕した。顔合わせは、天元戦五番勝負と同じく井山裕太王座に一力遼七段が挑戦する。
対局は10時から開始。握りの結果、一力の先番で始まった。持ち時間は各3時間、5分前から1分の秒読みとなる。
結果、17時42分終局、168手完、井山の白中押し勝ちとなった。井山は名人奪還による2度目の七冠を保持しての第1戦を勝った。一力は白熱した勝負を展開したものの初戦を落としてしまった。
注目の王座戦第2局は、11月18日(土)に、兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」で行われる。
詳細は、主催の日本経済新聞社の報道と観戦記、王座戦特設サイト、週刊碁や月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
終局後、両雄のコメント
井山王座「上辺の白を攻められてあまり良くなかった。よくわからなかったが、下辺の戦いで少し得をして、難しくなったと思う。全体的に苦しかったが、右上を生きて勝ちが見えた。勝てたのは運が良かった」」
一力七段「左下をカケた時に、押されて黒が良くなかった。出切られてからは苦しかった。苦しいと思っていたが、下辺の戦いを正しく打てば難しかったと思う。中盤以降ミスが多かった」
第65期王座戦挑戦手合五番勝負・第1局
白:井山裕太王座 黒:一力遼七段 白番中押し勝ち
(「幽玄の間」解説・柳時熏九段)
王座戦挑戦手合五番勝負は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
現地陣営
大盤解説会
- 【東京】第65期王座戦挑戦手合五番勝負 第1局(東京・日経本社で行われます。現地・横浜での解説会はありません)
- 【梅田】第65期王座戦挑戦手合五番勝負 第1局 大盤解説会