7月19日、東京市ヶ谷の日本棋院東京本院では、第43期名人戦リーグ(朝日新聞社主催)7月ラウンドの張栩九段-黄翊祖八段、河野臨九段-芝野虎丸七段が行われた。挑戦者争いはここまで6勝0敗の張と、2敗で追う芝野に絞られていたが、結果は張が212手まで白番中押し勝ちをおさめ、リーグ成績7勝0敗で、8月の最終ラウンドを待たずに挑戦権を獲得した。張栩九段はこれまで名人を通算4期獲得。第34期以来、9期ぶりの名人戦挑戦手合出場となった。
井山裕太名人に張栩九段が挑戦する第43期名人戦挑戦手合七番勝負は8月28日(火)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。