第22回LG杯朝鮮日報棋王戦(主催:朝鮮日報、主管:韓国棋院、協賛:LG)の準々決勝が13日に行われ日本の井山裕太九段が準決勝に勝ち進んだ。15日(水)には準決勝が日本棋院東京本院で行われた。
組み合わせは、日本の井山裕太九段と中国の柯潔九段、もう1組は中国対決で江維傑九段と謝爾豪五段。結果は井山と謝が順に黒番中押し勝ちと白番中押し勝ちをおさめ、決勝三番勝負への進出を決めた。
決勝三番勝負は、2018年2月5、7、8日(月・水・木)に行われる。
なお、この日本開催は株式会社囲碁将棋チャンネルの協力のもと行いました。囲碁・将棋チャンネルでは生放送にて熱戦の模様を中継いたしました。詳細はこちら
LG杯朝鮮日報棋王戦は、ネット対局「幽玄の間」で中継いたしまた。準決勝の解説・河野臨九段。対局内容の詳報は週刊碁、月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
対局者のコメント
井山九段(日本)「柯潔さんの両三々は、AIの影響か最近たまに打っているので、多少は予想していました。左辺のフリカワリ(白100まで)では形勢を損じていると思います。右下で白116と生きにこられましたが、軽くサバかれる方がイヤでした。最後、黒263は失着で白264で正しく打たれていたら危なかった。(決勝戦に向けて)日頃から世界戦の決勝進出と優勝を目標にしてきましたが、まだ終わったばかりですが、よろこびを噛み締めています。決勝三番勝負は来年2月ということで少し先ですが、私は時間が経ってももう成長しませんが(笑)、相手の謝さんは寝て起きれば強くなっているような方ですので、心して戦いたいと思います」
柯九段(中国)「負けてしまい悔しいです。白100までのフリカワリで左下を取っては白が優勢のはずなので、この碁を勝たれた井山さんが強いということだと思います。(黒263について)気づいて私が正しく打っても逆転できていないのでは。少し黒がいいと思う」
(写真・長尾迪。3、5、7枚目を除く)
対局結果
11月15日(水)――△印が先番。左側が勝者
△井山裕太九段(日本) 中 押 柯 潔九段(中国)
謝 爾豪五段(中国) 中 押 △江 維傑九段(中国)
決勝三番勝負 日程と組み合せ
2018年2月5、7、8日(月・水・木)場所未定
井山裕太九段(日本)―謝爾豪五段(中国)
現地陣営(15日、準決勝)
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