【昇段】仲邑菫史上最年少で二段昇段を決める


 二段昇段まであと1勝としていた仲邑菫初段が本日(3月15日)行われた、 第28期 阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦(特別協賛:阿含宗)予選B、 松原大成六段戦に勝利し、趙治勲名誉名人の12歳3ヶ月を上回り、 12歳0ヶ月の史上最年少で二段昇段を決めた。
 仲邑は2019年4月1日入段。公式戦通算成績(当該対局含む)は、49勝25敗(勝ち星対象棋戦通算30勝)。

仲邑のコメント
「(今日の対局は?)全体的にうまく打てたと思います。(勝ちを意識したのは?)終盤に少し残るかなと思いました。 (二段昇段について)目標にしていたのでうれしいです。(入段して2年だが)早かったです。(趙治勲名誉名人の記録を抜いたが)尊敬している先生なのでうれしいです。 (小学生で二段となったが)小学生の間に二段になれてよかったです(中学生での目標は)強くなれるようにがんばりたいです (プロ入り後約2年経ちましたが成長しましたか)わからないです(東京には慣れましたか)はい(10連勝ですが)連勝はあんまり意識していないです」

松原大成六段に221手までで黒番中押し勝ち
終局後の記者会見で笑顔を魅せる
記者会見にはしっかりと受け答え
史上最年少で二段昇段を決めた仲邑菫。「二段」と「勝利」のVサイン
終局図

最年少二段昇段記録
順位氏名二段昇段年齢昇段日入段年齢入段年月日生年月日
1 仲邑 菫初段 12歳0ヶ月 2021年3月16日 10歳0ヶ月 2019年4月1日 2009年3月2日
2 趙 治勲名誉名人 12歳3ヶ月 1968年10月17日 11歳9ヶ月 1968年4月1日 1956年6月20日
3 井山 裕太棋聖 13歳3ヶ月 2002年9月5日 12歳10ヶ月 2002年4月1日 1989年5月24日
4 林 海峯名誉天元 13歳6ヶ月 1955年11月10日 12歳10ヶ月 1955年4月1日 1942年5月6日
5 森田 道博九段 14歳0ヶ月 1984年10月18日 13歳5ヶ月 1984年4月1日 1970年10月18日
6 山城 宏九段 14歳1ヶ月 1972年10月5日 13歳7ヶ月 1972年4月1日 1958年8月12日
7 趙 善津九段 14歳2ヶ月 1984年7月5日 13歳11ヶ月 1984年4月1日 1970年4月18日
8 中小野田 智己九段 14歳5ヶ月 1984年9月27日 14歳0ヶ月 1984年4月1日 1970年3月30日
9 張 栩九段 14歳5ヶ月 1994年6月30日 14歳2ヶ月 1994年4月1日 1980年1月20日
10 王 立誠九段 14歳6ヶ月 1973年5月17日 13歳4ヶ月 1972年4月1日 1958年11月7日
11 一力 遼天元 14歳7ヶ月 2012年1月27日 13歳2ヶ月 2010年9月1日 1997年6月10日

令和3年3月16日付けで、勝ち星対象棋戦通算30勝にて、二段に昇段

仲邑 菫二段のプロフィール


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