囲碁殿堂表彰

第21回表彰

菊池 康郎(きくち やすろう) アマチュア碁界の至宝

生年
1929(昭和4)年
没年
2021(令和3)年
経歴(棋歴)と主な業績
東京出身。昭和23年に全日本アマチュア選手権戦神奈川大会優勝。同全国大会ベスト4。32年、全日本アマチュア本因坊戦初優勝。43年、朝日アマ囲碁十傑戦初優勝。平成4年、世界アマチュア囲碁選手権戦優勝。アマ4強の一人。プロ入りを勧められるが、民間企業に就職。昭和54年緑星学園を創設。多くの有望な子供を育成。出身のプロ棋士も青木紳一九段青木喜久代八段山下敬吾九段溝上知親九段等多数輩出。平成26年、一般社団法人全日本囲碁協会が発足、理事長となる。
菊池 康郎
菊池 康郎

林 海峰(りん かいほう) 名誉天元

生年
1942(昭和17)年
没年
経歴(棋歴)と主な業績
中国上海市出身。昭和27年、呉清源九段の訪台に際して見出され、来日。28年東京本院の院生となる。30年入段。33年に藤田梧郎六段の吉田塾に入る。35年上京して東京本院へ移る。40年八段、第4期名人戦で坂田名人を4勝2敗で降し、23歳の名人誕生と騒がれる。43年には坂田栄男本因坊を破り、史上2人目の名人本因坊になる。門下に張栩九段林子淵八段林漢傑八段富紅梅初段。名人8期、本因坊5期、天元5期(名誉天元)、王座1期、十段1期、碁聖1期獲得。平成29年旭日中綬章受章。
林 海峰名誉天元
林 海峰名誉天元

大竹 英雄(おおたけ ひでお) 名誉碁聖

生年
1942(昭和17)
没年
経歴(棋歴)と主な業績
福岡県出身。昭和26年、9歳で木谷實九段に入門し、昭和31年入段。早くから将来を嘱望され、24歳のときに日本棋院第一位選手権で優勝。同い年の林海峰名誉天元とともに"竹林"と並び称されるスター棋士として活躍する。平成20年から24 年には日本棋院理事長も務めた。名人4期、碁聖6連覇(通算7期、「名誉碁聖」の資格獲得)など通算タイトル獲得数48。27年旭日中綬章受章。「早碁の神様」の異名をとり、華麗な打ち回しは「大竹美学」と呼ばれる。
大竹 英雄名誉碁聖
大竹 英雄名誉碁聖

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