特集内容
【森ビル杯第53期十段戦挑戦手合五番勝負第3局】
高尾紳路十段と伊田篤史八段がともに1勝1敗で迎えた森ビル杯第53期十段戦挑戦手合五番勝負(主催・産経新聞社)第3局が、4月9日、長野県大町市「くろよんロイヤルホテル」で行われた。序盤から激しい攻防が繰り広げられた一戦は、中盤の競り合いで僅かにリードを奪った伊田がそのまままとめ上げて、黒番277手まで2目半勝ち。タイトル奪取にあと1勝と迫った。現地陣営は、立会・羽根泰正九段、新聞解説・小林覚九段、記録秒読み・稲垣陽四段と卞聞愷初段。
【新初段シリーズ・横塚力新初段】
新初段シリーズ第3局は横塚力初段の登場だ。横塚初段の名前に見覚えのある方はなかなかの事情通。3年前のアマ名人戦全国大会で準優勝を果たした高校生が、横塚初段だ。院生を退会後、外来から入段試験を突破し、この4月から棋士デビューする。プロ入りの門出の一局、胸を貸すのは王銘エン九段だ。