特集内容
【第11回春蘭杯世界囲碁選手権】
2年に1度開催される世界戦、第11回春蘭杯世界囲碁選手権の1、2回戦が3月19、21日に行われた。会場は中国江蘇省泰州市の「泰州賓館」。日本からは山田規三生九段、村川大介八段、一力遼七段、許家元三段の4人が1回戦から、河野臨九段がシードとして2回戦から出場。しかし、全員勝ち星を挙げることはできず、日本勢は姿を消した。ベスト8には、中国が6人、韓国が2人進出。準々決勝は12月に行われる予定だ。
【第4回電聖戦】
衝撃的だったイ・セドル九段とアルファ碁の五番勝負から2週間。コンピュータ囲碁の進歩を測るべく、囲碁プログラムと一流プロが対戦する「電聖戦」、その第4回が3月23日に東京・調布市の電気通信大学で行われた。今回は小林光一名誉棋聖が3子局で胸を貸し、ディープフォレスト(フェイスブックAIリサーチ)に中押し勝ち。Zen(チームDeepZen)には4目半負けとなった。対局と並行して同大学で大盤解説会が開かれた。解説は二十五世本因坊治勲、聞き手は万波奈穂三段。