週刊碁7月4日号

週刊碁7月4日号

2016年6月27日発売

  • 第3回会津中央病院杯女流トーナメント

  • 中国・丙級リーグ
  • 趙治勲、名誉名人に

特集内容

【第3回会津中央病院杯女流トーナメント】

謝依旻女流本因坊が女流4冠を達成するのか、それとも青木喜久代がそれを阻むのか。「第3回会津中央病院杯女流トーナメント」(主催・日本棋院、協賛・温知会)の決勝戦が福島県会津若松市東山温泉今昔亭」で6月17、18日の両日に行われた。注目を集めた一戦は、中盤から力強い攻めで局面をリードした謝が4目半勝ちで快勝。前人未到の女流四冠を達成した。立会人は工藤紀夫九段、記録係は小山空也三段と風間隼二段。

【中国・丙級リーグ】

日本の悲願を叶えたのは、若手の精鋭4人衆――。中国の団体戦、丙級リーグが6月16日から24日にかけて中国江蘇省無錫の「ラマダプラザホテル無錫」で開催された。日本からは「中日友好チーム」として伊田篤史八段、一力遼七段、余正麒七段、許家元三段が参加。〝最強の布陣〟という前評判通りの活躍を見せ、5勝2引分。28チーム中1位の堂々たる成績で乙級への昇級を決めた。本紙では2週に渡って日本の奮闘ぶりをお伝えする。今週は第1戦から第5戦までの流れを、選手達の自戦解説を交えて紹介しよう。