特集内容
【第41期名人戦七番勝負第7局】
高尾、最終局を制して名人奪取――3連勝3連敗の劇的な展開となった第41期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の最終第7局が11月2、3日、山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われ、高尾紳路挑戦者が井山裕太名人に白番2目半勝ちして、10年ぶりの名人復位を果たした。これにより4月20日から続いていた井山名人の七冠独占は197日で崩れることとなった。
【新初段シリーズ・桒原駿初段】
新初段シリーズ、平成29年度新入段者の先陣を切るのは、夏季採用の桒原駿初段。秋から冬にかけて行われる通常のプロ試験(冬季採用試験の本戦)を待たずして、4月から6月の院生研修総合1位の成績でいち早くプロ入りが決めた逸材である。その実力のほどはいかに。桒原初段が力戦の雄・淡路修三九段に挑んだ一戦をごらんいただこう。