特集内容
【ワールド碁チャンピオンシップ】
日本・井山裕太九段、中国・羋昱廷九段、韓国・朴廷桓九段の3ヵ国代表棋士に囲碁AI「DeepZenGo」を加えた初の世界戦「ワールド碁チャンピオンシップ」が3月21日から23日にかけて日本棋院関西総本部で行われた。対局形式は総当たりリーグ戦(持ち時間3時間、残り5分から秒読み、コミは6目半)。井山は中韓相手に勝機があったのものの、3連敗。無念の4位に終わった。最終成績は、優勝・3連勝の朴、2位・2勝1敗の羋、3位・1勝2敗のDeepZenGo、となった。
【第64回NHK杯テレビ囲碁トーナメント決勝】
第64回NHK杯テレビ囲碁トーナメントの決勝戦が19日に放映され、井山裕太6冠が一力遼七段に184手までで白番中押し勝ちして、念願の初優勝を果たした。昨年、7冠の偉業を達成した井山だが、公式戦で唯一手にしていなかったのがこのNHK杯。今回の優勝でついに公式戦全制覇を成し遂げた。なお、決勝進出の二人は第29回テレビ囲碁アジア選手権の出場資格も獲得、そちらの方も楽しみである。