特集内容
【第4回グロービス杯世界囲碁U―20】
若手の世界ナンバーワンを決める第4回グロービス杯世界囲碁U―20(主催・日本棋院、協賛・株式会社グロービス)が4月21日から23日にかけて東京都千代田区のグロービス経営大学院で行われた。決勝は申真諝七段と卞相壹五段の韓国同士の戦いとなり、250手までで申七段が白番中押し勝ちして初優勝を飾った。韓国の優勝は初。日本勢は一力遼七段と芝野虎丸三段が準決勝まで勝ち上がったが、日本同士が決勝を争った第1回大会の再現とはならなかった。
【第7回黄竜士精鍛科技杯世界女子団体戦】
日本、中国、韓国の女流棋士が団体戦で激突する第7回黄竜士精鍛科技杯世界女子団体戦の第1ステージが、4月20日から23日まで中国・江蘇省泰州市で行われた。日本チームは、謝依旻六段、向井千瑛五段、藤沢里菜三段、王景怡二段、牛栄子初段の五人。一番手の牛初段が好局で1勝を上げたが、優勢の2戦目を落すと、続く王二段が必勝の碁を逆転され、3番手の向井五段も敗れて苦しい展開となった。6月2日から7日にかけて行われる第2ステージに出場する謝六段、藤沢三段の奮起が期待される。