【第42期碁聖戦五番勝負第３局】

井山、一気の３連勝で防衛――井山裕太碁聖と山下敬吾九段で争われる第42期碁聖戦五番勝負第３局（熊本日日新聞社、新聞囲碁連盟ほか主催）が７月25日に熊本県熊本市「ホテル日航熊本」で行われ、井山碁聖が206手までで白番中押し勝ちを収めて対戦成績を３―０とし、６連覇を達成した。久々のタイトル獲得に燃える山下だったが、充実著しい井山の前に好い所なく敗れた。

【第７回フマキラー囲碁マスターズカップ決勝】

第７回フマキラー囲碁マスターズカップの決勝戦が７月22日、東京・市ケ谷の竜星戦スタジオ（日本棋院会館内）で行われ、大熱戦の末、小林覚九段が趙治勲名誉名人にきわどく黒番半目勝ちして４年ぶり２度目の優勝を飾った。この日は、日本棋院２階大ホールでは大盤解説会が行われ、会場を埋めた大勢のファンがこの熱戦を見守った。またネット対局『幽玄の間』でも中継された。