特集内容
【第42期名人戦七番勝負第1局】
高尾紳路名人に井山裕太六冠が挑戦する第42期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)第1局が、8月30、31日に大阪府大阪市北区『コンラッド大阪』で開幕した。高尾が防衛を果たすのか、もしくは井山が七冠に帰り咲くのか、大注目のシリーズは高尾が271手まで白番半目勝ちを収めて幸先の良いスタートを切った。現地陣営は、立会・小林光一名誉名人、記録・但馬慎吾六段と阪本寧生五段、新聞解説・村川大介八段、現地大盤解説・山田規三生九段、聞き手・佃亜紀子五段。
【第43期天元戦挑戦者決定戦】
第43期天元戦で、一力遼七段が前42期につづく連続挑戦を決めた。8月31日、日本棋院で挑戦者決定戦、山下敬吾九段―一力遼七段戦が行われ、一力が黒番4目半勝ちをおさめた。一力は前週王座挑戦権も獲得しており、これで年末に向け、ダブルタイトル戦を挑むことになった。山下の8期ぶり、6度目の天元挑戦はならなかった。