特集内容
【第19期阿含・桐山杯日中決戦】
日中の阿含・桐山杯者が競う第19期阿含・桐山杯日中決戦(中国国際友好連絡会、中国棋院、日本棋院主催、毎日新聞社、京都新聞社など後援、阿含宗特別協賛)が6日、中国・北京で打たれ、柁嘉熹九段(26)が六浦雄太七段(18)に135手で黒番中押し勝ちした。強豪・柁に臆せず渡り合った六浦だが、つかみかけた好機を逸し、世界の大舞台へのデビューは、手応えを感じつつも、ほろ苦いものとなった。
【杉内雅男九段追悼】
生涯現役を貫き、現役のまま97歳で世を去った杉内雅男九段は、壮年期にはトップ棋士の1人として活躍するかたわら院生師範として後進の育成にも尽力、さらに日本棋院理事を長年務めるなど囲碁界を表裏にわたり支えたまさに棋士の鑑と言える存在だった。本紙では、生前縁のあった林海峰名誉天元と石倉昇九段の思い出話を紹介し、杉内九段への追悼とする。