特集内容
【第42期棋聖戦七番勝負第2局】
井山裕太棋聖が一力遼八段に先勝で迎えた第42期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の第2局が、1月25、26日の2日間に渡って、青森県八戸市「八戸パークホテル」で行われた。じっくりとした立ち上がりから難解な競り合いへと発展した一戦は、171手まで黒番の井山が中押し勝ち。シリーズスコアを2―0とした。現地陣営は、立会・王銘エン九段、記録・小山空也四段と小池芳弘三段、新聞解説・河野臨九段、大盤解説・金秀俊八段、聞き手・星合志保二段。
【新初段シリーズ・青木裕孝新初段】
恒例の新初段シリーズ、今回は東京予選を2位で合格した青木裕孝新初段の登場である。写真にて一目瞭然であるように長身で凛々しく、17歳とは思えない落ち着いた雰囲気の好青年だ。小林覚九段に真っ向勝負を挑んだ一戦をご覧いただきたい。今の新初段はここまで強い――そう唸らされること間違いなしの好局である。