【ワールド碁チャンピオンシップ２０１８】

アジア４カ国・地域のランキング１位ら６棋士が出場する「ワールド碁チャンピオンシップ（ＷＧＣ）２０１８」は３月17～19日に日本棋院東京本院で開かれ、井山裕太九段（28）と韓国・朴廷桓九段（25）の対決となった決勝戦を朴が制して２連覇を達成した。準決勝で中国・柯潔九段（20）と対戦した韓国ナンバーワンの朴は、日中のトップを破っての価値ある栄冠。井山は山下敬吾九段（39）に勝って決勝へ臨んだが、２月のＬＧ杯に続き、またもあと一歩のところで世界戦優勝を逃した。

【森ビル杯第56期十段戦五番勝負第２局】

井山裕太十段に村川大介八段が挑戦する森ビル杯第56期十段戦五番勝負（主催・産経新聞社）第２局が３月22日、埼玉県戸田市の「戸田市文化会館」で行われた。碁は井山強気の構想が功を奏して優勢に。その後、村川も持ち直して難解な戦いとなったが、最後は踏み込んできた村川の石を仕留めて井山が先番中押し勝ち。連勝で十段位３連覇に王手をかけ、タイトル戦での連勝を「16」に伸ばした。注目の第３局は４月12日、長野県大町市の「くろよんロイヤルホテル」で行われる。