特集内容
【第5回グロービス杯世界囲碁U―20】
世界の若手ナンバーワンを決める「第5回グロービス杯世界囲碁U―20」が4月20日から22日にかけて東京都千代田区のグロービス経営大学院で行われた。決勝は許嘉陽六段(中国)と申旻埈七段(韓国)の中・韓決戦となり、292手までで許が白番1目半勝ちして初優勝を飾った。日本勢は姚智騰四段と藤沢里菜三段が、グループリーグを抜けたがベスト4進出は成らなかった。
【新初段シリーズ・村本渉新初段】
大阪から楽しみな棋士が誕生した。村本渉新初段、20歳。院生と外来の時、2度にわたって次点に泣いてちょっと遠回りはしたが、「自分にはこの道しかない」という強い思いで念願の入段を決めた努力家だ。本局では秋山次郎九段を相手に得意の攻めの碁に持ち込み、最後は力尽きたものの、来たるべき初対局に向けて確かな手応えをつかんだようだ。