週刊碁11月26日号

週刊碁11月26日号

2018年11月19日発売

  • 広瀬優一新人王インタビュー

  • 新初段シリーズ・武井太心新初段
  • 第55回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会

特集内容

【広瀬優一新人王インタビュー】

古諺にいわく「男子、三日会わざれば刮目して見よ」とか。先の第43期新人王戦を観戦して記者は改めてその言葉をかみ締めた。決勝三番勝負をストレートに勝ちきった広瀬優一二段は、棋風をガラリと変えてきていた。地にカラいはずの広瀬二段が大胆な捨石を駆使する手厚い碁に変貌していたのだ。いったい広瀬新人王になにがあったのか。それは本人から語ってもらおう。


【新初段シリーズ・武井太心新初段】

今年の夏季入段者は17歳の武井太心(たいしん)新初段。小学生時に少年少女大会やこども棋聖戦で上位入賞した実績があり、中学校入学とともに院生となった。それから4年半で入段を果たしてのプロデビュー。本紙恒例の記念碁で柳時熏九段の胸を借りたが、まったく石が躍らぬ堂々たる石運びで、優勢のまま終盤へ――近年の入段者はレベルが高いと言われるが、その評判を裏切らない鮮やかな一局であった。