週刊碁12月17日号

週刊碁12月17日号

2018年12月10日発売

  • 第37期女流本因坊戦五番勝負第4局

  • 張栩名人インタビュー
  • 第29回国際アマチュア・ペア碁選手権大会

特集内容

【第37期女流本因坊戦五番勝負第4局】

謝依旻女流本因坊に藤沢里菜女流立葵杯が挑戦する第37期女流本因坊戦五番勝負の第4局が藤沢2勝1敗のあとを受けて12月5日、東京・市ケ谷の日本棋院で行われ、228手までで藤沢が白番中押し勝ちし、対戦成績を3勝1敗としてタイトル奪還を果たした。2期ぶり3度目の女流本因坊に返り咲いた藤沢は女流立葵杯、女流名人と合わせて三冠に、敗れた謝は11年ぶりに無冠になった。


【張栩名人インタビュー】

取材当日。棋院前の坂を上っていると、前にカップルの姿があった。何か話しているのだろうか。近づき過ぎず、離れ過ぎず。仲睦まじくというよりも、苦楽を共にした同士のような雰囲気が漂っていた。すると、なんとそのまま棋院へ入っていくではないか! ごめんなさい、新名人の張栩さんと夫人の泉美さんでした。張名人の素顔を知るには夫人に登場してもらうのが一番! 棋士、小林泉美としての視点から名場面も選んでもらった。さあ、井山裕太に勝った男を解剖しよう。