週刊碁6月10日号

週刊碁6月10日号

2019年6月 3日発売

  • 第24回LG杯朝鮮日報棋王戦

  • 新初段シリーズ・豊田裕仁新初段
  • 平成碁界回想・最終回

特集内容

【第24回LG杯朝鮮日報棋王戦】

第24回LG杯朝鮮日報棋王戦(主催・朝鮮日報、協賛・LG)の本戦1、2回戦が、5月27、29日に韓国京畿道金浦市のマリーナベイホテルで行われた。日本代表は井山裕太九段、張栩九段、許家元八段の3名。井山は1回戦を突破し2回戦で中国の柯潔九段と対局した。序盤から井山が打ちやすそうだったが、中盤で抜き去られてしまいベスト16で敗退した。張と許は1回戦で敗れている。団長は柳時熏九段、通訳として尹春浩四段が同行した。


【新初段シリーズ・豊田裕仁新初段】

冬季棋士採用試験をトップで通過した豊田裕仁初段の登場だ。小学校1年で碁を始め、中学1年生で院生になった。「好きになるのに理由はない。僕には囲碁しかない」と思い続け、紆余曲折、苦労の末19歳で入段を果たした。胸を貸す金秀俊九段は「豊田さんは碁に対して覚悟ができている。油断できないと思っています」。金九段に冷や汗をかかせた豊田初段の熱闘譜をご覧いただこう。