特集内容
【第74期本因坊戦七番勝負第4局】
2連勝でスタートを切った挑戦者の河野臨九段に対し、本因坊文裕が1勝を返して迎えた第74期本因坊戦七番勝負(主催・毎日新聞社)の第4局が、6月13、14日に静岡県沼津市「旧沼津御用邸」で打たれた。結果は203手までで黒番の井山が中押し勝ち。これでシリーズスコアを2―2のタイに戻した。対局の詳細は本紙で!
【新初段シリーズ・福岡航太朗初段】
小学生の全国大会で大活躍してプロ棋士になる夢を抱き、「院生」の修業を1年足らずで駆け抜けた新初段がいる。13歳の福岡航太朗くんである。その門出の一局に、対戦相手として許家元碁聖が登場した。新初段シリーズ第10戦。何十年も続くこの企画で七大タイトル保持者と新初段が互先で打つなんて初めてかもしれない。ものおじすることなく戦った福岡くんは、勝負勘のよさが際立っていた。