特集内容
【第44期名人戦七番勝負第4局】
第44期名人戦七番勝負第4局(主催・朝日新聞社)が、張栩名人の1勝、芝野虎丸挑戦者の2勝を受けて9月25、26日、兵庫県宝塚市宝塚ホテルで行われ、233手までで芝野挑戦者が黒番中押し勝ちを収めた。これで芝野はタイトル獲得へあと1勝とし、史上初の10代での7大タイトルホルダーが現実味を帯びてきた。
【第28期竜星戦決勝トーナメント決勝】
歴史的快挙にわずかに及ばず――。全棋士に参加資格のある棋戦で女流棋士として初めて決勝の舞台に立った上野愛咲美女流棋聖に初優勝の期待が高まったが、最後の最後で大魚を逃した。9月23日、日本棋院東京本院で第28期竜星戦の決勝、一力遼竜星―上野女流棋聖戦が行われ、228手までで一力が白番中押し勝ちした。一力はこれで2連覇、3度目の優勝である。