特集内容
【第38期女流本因坊戦五番勝負第3局】
藤沢里菜女流本因坊に上野愛咲美女流棋聖が挑戦している第38期女流本因坊戦五番勝負(主催・共同通信社)の第3局が、両者1勝1敗のあとを受けて11月6日午前9時から日本棋院東京本院で行われ、午後6時17分、235手までで上野が白番中押し勝ちした。熱戦を制した上野は、これで対戦成績を2勝1敗とし、タイトル奪取まであと1勝とした。各4時間持ちで残り時間は上野3分、藤沢4分。第4局は15日に同所で行われる。
【第10回穹窿山兵聖杯世界女子選手権】
第10回穹窿山兵聖杯世界女子選手権は10月下旬から中国・蘇州市で開かれ、藤沢里菜四段が日本勢として大会史上初のベスト4進出を果たした。準決勝で敗れたものの女流世界戦の歴史で13年ぶりとなる戦績。近い将来、日本の女性棋士が世界一をかけた決勝に登場する。そんな期待を抱かせる結果となった。謝依旻六段、上野愛咲美三段は1敗戦敗退。韓国の崔精九段が3連覇、通算4度目の優勝を飾った。