週刊碁1月27日号

週刊碁1月27日号

2020年1月20日発売

  • 第23期ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負第1局

  • 新初段シリーズ・横田日菜乃新初段
  • 人気講座・プロの感覚十人十色

特集内容

【第23期ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負第1局】

第23期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負(協賛・株式会社NTTドコモ)が、1月16日に神奈川県平塚市の「ホテルサンライフガーデン」で開幕した。2連覇中の上野愛咲美女流棋聖は昨年女流本因坊も獲得して現在二冠、存在感がますます高まっている。挑戦するのは鈴木歩七段、タイトル経験もある実力者で上野にとっては強敵である。碁は鈴木が序盤から積極的に仕掛けて、力自慢の上野を上回る打ち回しで快勝している。立会、小島高穂九段、記録、甲田明子四段、常石隆志四段。現地の大盤解説は小林光一名誉棋聖と長島梢恵三段が務めた。


【新初段シリーズ・横田日菜乃新初段】

横田日菜乃新初段は16歳、女流特別採用推薦棋士としてプロ入りを果たした。院生時代はあと一歩で入段を逃したこともあり、喜びもひとしおである。新初段シリーズでお披露目の相手は、宇宙流で昭和の囲碁ブームを牽引した武宮正樹九段である。伝説の大棋士を相手に、横田初段は得意の戦いの碁に持ち込んで、真っ向勝負を挑んで行った。