特集内容
【第44期棋聖戦七番勝負第3局】
井山裕太棋聖に河野臨九段が挑戦する第44期棋聖戦挑戦手合七番勝負(主催・読売新聞社)第3局が2月1日、2日に長崎県西海市「オリーブベイホテル」で行われた。結果は153手まで、黒番井山の中押し勝ちとなった。これで井山の開幕3連勝。河野としては踏ん張りどころだったがまたも井山に上をいかれてしまった。次局で井山が決めるか、河野が意地を見せられるかが注目される。
【新初段シリーズ・近藤登志希新初段】
三村智保九段が主宰する市川囲碁道場から、3年前の茂呂有紗初段に続いて、2人目のプロ棋士が誕生した。近藤登志希新初段、18歳。院生の年齢制限内には間に合わなかったが、諦めずに勉強を続け、外来での受験で見事合格した。緊張しやすいタイプの近藤新初段、囲碁ファンの皆様に初御披露目となる対局は、蘇耀国九段の胸を借りた。