特集内容
【第4回夢百合杯世界オープン戦準々決勝】
第4回夢百合杯世界オープン戦(主催:中国囲棋協会、中国棋院)の準々決勝、一力遼八段―謝科八段戦が27日、インターネット上で打たれた。結果は謝が白番中押し勝ち、準決勝へ進出した。一力以外は全員中国選手という圧倒的アウェイの中、孤軍奮闘の一力だったが、快進撃はストップした。メジャー世界棋戦の本戦がネット上で打たれるのは初めてという。
【井山裕太棋聖インタビュー】
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で棋士の手合は延期となり、囲碁ファンはプロの対局にワクワクする楽しみを奪われている状況だ。今はじっと耐えるしかない時だけど、それでも明るいニュースが欲しい、元気をもらいたい――。こんな時は碁界の第一人者、井山裕太棋聖に登場してもらうしかない。4月上旬、本紙は井山棋聖に電話取材を行なった。コロナ禍のなかでの今の生活、モチベーションの保ち方、30代に入った自身の碁や考え方の変化、「令和三羽ガラス」、本因坊戦七番勝負、そして囲碁ファンへの思いを語ってもらった。