週刊碁12月28日号

週刊碁12月28日号

2020年12月21日発売

  • 第46期天元戦五番勝負第5局

  • 関航太郎新人王インタビュー
  • 芝野虎丸九段、甲級リーグ参戦

特集内容

【第46期天元戦五番勝負第5局】

ついに越えた壁、一力2冠誕生――井山裕太天元VS.一力遼碁聖の最終決戦、第46期天元戦五番勝負第5局(主催・新聞三社連合、徳島新聞社)が12月16日に徳島県「徳島グランヴィリオホテル」で行われた。玄人好みのじっくりした碁から一転、秒読み突入と共に大石の生死が懸かる緊迫の攻防が繰り広げられた本局。結果的に一力が一枚上をいき、初の天元位を獲得した。一力は碁聖位とあわせて二冠。碁界は井山棋聖・名人・本因坊、芝野虎丸王座・十段の3人がタイトルを分け合う戦国時代へ突入した。


【関航太郎新人王インタビュー】

第45期新人王戦は大方の評判を覆してダークホースが駆け抜けた。有力な優勝候補と目された横塚力七段、佐田篤史七段を下して優勝を果たしたのは、関航太郎三段だった。深いAI研究、中盤での冴えを備えたAI世代の旗手のひとり。、かつて“AIソムリエ”なる異名をとった関新人王に、自身の三番勝負を振り返ってもらいAI活用法について聞いた。