週刊碁4月19日号

週刊碁4月19日号

2021年4月12日発売

特集内容

【大和ハウス杯第59期十段戦五番勝負第1局】

芝野虎丸十段に許家元八段が挑戦する大和ハウス杯第59期十段戦五番勝負(主催・産経新聞社)第3局が4月8日、長野県大町市の「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」で行われた。両者1勝1敗で迎えた本局は、新聞解説の伊田篤史八段をして「長い囲碁の歴史のなかで、これほどコウを戦い続けた碁は見たことがない」と言わしめたほどの大熱戦。337手に及ぶ一戦を制した許が十段位奪取に王手をかけた。注目の第4局は4月20日、東京・市ヶ谷の「日本棋院」で行われる。


【囲碁小説「爛柯の宴」完結】

本紙でも度々紹介してきた囲碁小説「爛柯の宴」が完結。囲碁愛にあふれた物語は、碁を知らない人へも興奮と感動を届けた。しかしまだまだ知名度は低い。その魅力を伝えるべく、著者の松井琢磨氏、愛読者の石倉昇九段、奥田あや四段による座談会を企画。多彩なキャラクター、ストーリーの巧みさ、そして碁への情熱、「爛柯の宴」に込められた思いに至るまで、大いに語ってもらった。