週刊碁5月3日号

週刊碁5月3日号

2021年4月26日発売

特集内容

【大和ハウス杯第59期十段戦五番勝負第4局】

芝野虎丸十段に許家元八段が挑戦している大和ハウス杯第59期十段戦五番勝負の第4局は、許2勝1敗のあとを受けて4月20日午前10時から東京都千代田区の日本棋院で行われ、午後4時56分、149手までで芝野が黒番中押し勝ちした。持ち時間各3時間で、残りは芝野20分、許1分。これでシリーズは2勝2敗のタイとなり、十段位の行方は最終決戦までもつれ込むこととなった。第5局は28日に同所で行われる。


【ナショナルチーム、海峰棋院精鋭隊と交流戦】

新年度のスタートを切った「ナショナルチーム」(監督・高尾紳路九段)が、海峰棋院とネット交流戦を始めた。日本のナショナルチームに相当する「精鋭隊」(監督・周俊勲九段)のメンバーと2カ月に一度の予定で戦う。その初回が4月17日に打たれ、日本勢6人のうち一力遼九段(23)と仲邑菫二段(12)が2連勝。「育成選手」の仲邑は格上の出場枠で出場して結果を出し、ヘッドコーチの張栩九段から「2連勝はすばらしい。よく頑張ったね」と声をかけられた。